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巻頭言・特別投稿
 巻頭言 ラグビー部は宮高の希望の星
校長 佐野 弘一

 宮高ラグビー部は、昔から優れに伝統があり、地域の方々にも熱心な方々が多い。私が以前に在職していた昭和41〜50年頃も、脚光を浴びることこそなかったものの、ひたすらこつこつ練習に励み、地道に実力を貯えてきていた。それが結実し、平成2年に続いて、昨年度も岩手県予選で優勝し、日本中の高校ラガーメン憧れの花園に出場した。しかも全国優勝経験のある名門・大分舞鶴と接戦を展開したとのニュースを聞いて私も感動し、お祝いの電話をした。その宮高にまさか私が出戻るとは想像もしていなかった。
 春4月宮高に着任し、巡回したら、河川敷グランドで、「燃やせ!エンジの魂」の横断幕旗のもと、がっちりとスクラムを組んで燃えて練習しているラグビー選手諸君の姿を見て、胸が熱くなるのを覚えた。しかも、はるか土手の上からひっそり見ていた私に対して、声を合わせ「押忍オッス」と大声でキチンと挨拶をするではないか。流石(さすが)花園出場クラブの自覚は逢うなあ、宮高の代表だなと感じ入った。
 本校ラガーメンはスポーツマンシップをよく心得、基本的生活習慣や日常の生活態度も立派で、宮古市民からも一目おかれている由、だからこそ、花園出場に際して、約6300万円もの寄付金が集まり(残金のお陰で700万円の夜間照明機が先日完成し威力を発揮している)閉伊川増水後の河川敷グランド復旧工事に繋がり、ひいては、ラグビーを応援する宮古地域の皆様方の機運が昂まり、宮古市が17億円もの巨費を投じて、花輪橋上流の老木公園多目的グランド(芝生ラグビー場)を造ってくれたのであろうと、関係各方面に、ただ感謝感謝あるのみである。
 本校ラグビー部の指導は、八木監督の後任の濱崎先生、廣瀬先生、佐々木勝宏先生、崎層先生、船越コーチ、そして、山根ラグビーO B会長、松本父母会長、豊島ラグビー後緩会長始め、歴代のラグビー部選手諸君・マネージャーの皆さん、歴代の顧問やコーチの皆さん方の積み重ねのお陰と感謝している。
 今年度は高総体と県民体は3位、花園県予選と新人戦は準優勝であった。3年生ラガーメンが怪我にも負けず、ひたすら練習を重ねた実力と執念が、後輩の下級生にキッチリと受け継がれ、近い内に必ずや3回目の花園に行けるものと堅く信じて応援を続けている。卒業後も暇を見て懐かしの宮高ラグビー部を訪れ、指導や応援をしてくれるようお願いしたい。宮高で輝く青春時代を送った諸君たちは、その逞しい体力・瞬発力・集中力・根性が将来を切り開いていく力となるでありましょう。宮高ラグビー部員会員の前運を祝福し、応援しています。
フレーフレー宮高ラグビー部!


 特別寄稿 エンジの魂に乾杯
前監督 八木 浩之

 ラグビー部関係各位
 宮古を去り、12年間の重みを感じています。父母会・OB会を初め、応援声援していただいた方々に改めて感謝申し上げます。チームは様々な方々に支えられいるということを転任して実感しております。今後の宮古ラグビーの発展を心よりお祈り申し上げます。

 宮古高校ラグビー部卒業生へ
 覚えているだろうか。
 甲府市・山梨学院大学グランド、小雨のなか号泣した自分たちを。
 恒例の春の遠征、寒い岩手を出発し暖かな甲府へ・・2年生の先輩たちは強豪校といい勝負、君たち 1年生は全敗していた。さんざんな言葉を浴びせたのを覚えている。最終日、あの相模台工業高校との対戦、何がそうさせたかはわからないが、激しい闘志で立ち向かいきしむようなタックルの連続で今まで歯が立たなかったそのチームに快勝した。試合中から何人かが泣いていた。
「よく頑張ったな」あまり褒めたことのない私が、君たちにかけた言葉の後に激しい鳴咽が聞こえた。たかが練習試合なのに・・である。そんな君たちのカラーはまさに「1パーセントのセンスと99パーセントの努力」そのものではなかったか。
 3年生になり監督の交代、戸惑いの多かった1年であったと思う。しかし、夏の練習が功を奏したのか秋には急成長を遂げていた。濱崎監督と一体化した花園予選での戦い方は見事であった。メンバーに入れなかった3年生がそれぞれの立場で一生懸命頑張っている姿が印象的であった。宮古はチームで戦っているな、と感心した。新任校に赴任し、宮古ラグビーの素晴らしさを改めて実感した。私自身も宮古を手本としながら、いつかは母校を破ることを夢見て精進して行きたいと思っている。
 卒業生諸君、花園を体験し花園を目指した3年間は君たちの大きな財産である。これからはそれぞれの道で「花園」を目指して努力して下さい。
 最後に3年間一番お世話頂いたのは、廣瀬先生だと思う。教室で、アフター練習で、予餞会で。共に歩んだ3年間を思い起こして下さい。
 宮古ラグビーに乾杯、エンジの魂に乾杯!
 追伸
 花園予選が終わってから、進路が決定してから、3年生の諸君から手紙や葉書を頂いた。とても嬉しかったし感激しました。気遣いありがとう。

 
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